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Tag: Hungry Heart が心に響くいつか観た雨宿りの情景 6/20 Select Song by Hungry Heart / Bruce Springsteen

Hungry Heart が心に響くいつか観た雨宿りの情景

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オープンエアーにした木製で重厚な造りのその店の入り口のドアが、スーパーセルをもたらす豪雨の攻撃を受けていた。
店の中では天井に張り付いた3枚羽のサ―キュレ―タ―が反時計回りに省エネ旋回している。居場所が見つからなかったのか、奥のテーブルの下に縦に重ねられたスピーカーから70年代のソウルミュージックが緩やかなうねりの波形を示して店の入り口にまで押し寄せる。
入口に挨拶代わりに座っているかのような背の高い観葉植物はプラスティックの添え木を嫌い今にも歩道にはい出しそうな勢いで垂れ下がっている。

店の外に拡がる歩道の黄色の凹凸の点字ブロックが雨と街灯の灯りでキラキラと表面に付着している防滑材が乱反射している。

金曜日の夕方、突然のスコールでいつもにも増して足早に家路を急ぐカラフルに咲いた傘の波が引いては消えてゆく繰り返し。
私の居る店の中は外の喧騒とは対照的で、白熱球の醸し出すノスタルジーで優しい明かりに包まれてゆっくりと時が廻る。このようなシュチエーションは心地良い螺旋を頭の中で巡らせてくれる。汗をかいたウォーターグラスの水滴が踊りながらテーブルに横たわっては、そんなにアクセク働くなと言わんばかりに零れ落ちてゆく。

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店を出て北へ1200歩位歩いただろうか、両脇にケヤキの街路樹が拡がる。
歩道に設けられたスクエアーなベンチに腰を下ろして見上げた雨上がりの空の色は、街のネオンに浮かび上がる未だトバリの降りる前の濃い藍の色で、まるで濃厚に写し込まれた昼間の青空のように見えた。
時にはこんなゆったりとした雨やどりが人の心には必要なのではないだろうか。いつか観た情景のような癒されるロケーションが前頭葉を支配する。時というモノが誰かの都合で廻されているのではなく緩やかに自転する心地良さ。

さっき居た店からは、スプリングスティーンの“ハングリーハート”の高らかに耳に響くイントロが流れている。凡人の人生なんて憤りとため息が繰り返しシンクロするそんな世界でどれだけ笑顔でいられるかが生きている証のようなもの。今夜は久しぶり訪れた都会のこの街からまた明日へ歩き出して行こうと。そんな想いを藍い空に馳せてみた。

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さて、それでは今夜は店から流れていたこの詩をご紹介しましょう。
Bruce Springsteenの1980年リリースのアルバム”RIVER"より全米NO,1HITの“Hungry Heart”という素晴らしい詩です。70年代中~80年代にかけてJackson Browneと共にアメリカの音楽シーンをリードし続けてきたMy Heroの一人です。
実際街で写した画像⇒

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これも当時、必死で訳しました。繰り返される最後のフレーズ、自分で訳して熱くなった事を思いだしました。
Everybody's got a hungry heart ~  Everybody's got a hungry heart ~
Lay down your money and you play your part ~
Everybody's got a hungry heart 
誰もが持ち続けている貪欲さ
誰もが抱いている満たされない心

誰からも祝福される愛を得たら 本当の自分になれるはずだ
誰もが 満たされない心を抱き続けているけど

走り続けること、夢を諦めない、貪欲でいること、愛を失う事を恐れない、そんな青春讃歌のような内容の歌詞ですがいつまでも持っていたい想いがそこにはあります。
それではどうぞ~。Bruce Springsteen  Hungry Heart

Hungry Heart

Written by Bruce Springsteen

Got a wife and kids in Baltimore, Jack
I went out for a ride and I never went back

Like a river that don't know where it's flowing
I took a wrong turn and I just kept going

Everybody's got a hungry heart
Everybody's got a hungry heart
Lay down your money and you play your part

Everybody's got a hungry heart

I met her in a Kingstown bar
We fell in love I knew it had to end
We took what we had and we ripped it apart
Now here I am down in Kingstown again

Everybody's got a hungry heart
Everybody's got a hungry heart
Lay down your money and you play your part

Everybody's got a hungry heart
Everybody needs a place to rest
Everybody wants to have a home

Don't make no difference what nobody says
Ain't nobody like to be alone

Everybody's got a hungry heart
Everybody's got a hungry heart
Lay down your money and you play your part

Everybody's got a hungry heart

Hungry Heart

訳詩 yasushi haruno

ボルティモアには平凡だが家庭を持ってたんだけどな、ジャック!
ある日ドライブに出たきり二度と戻らなかった
この俺の人生って 川の流れのように
何処を流れているのか 何処に辿り着くのかも判らず
進む方向も曲がり角も間違えながら ただ、ただ進み続けた

誰もが持ち続けている貪欲さ
誰もが抱いている満たされない心

自分の金でやりくりする事
自分の役を演じる事に徹してみても
誰もが 満たされない心を抱き続けている

キングスタウンのバ―で彼女に会った
それが直ぐに終わるものだと解ってながら 恋に落ち
お互い抱いていた想いは同じ色でも綺麗に溶ける事なく沈んだ
だけど何故か又このキングスタウンに俺は舞い戻ってきた

誰もが持ち続けている貪欲さ
誰もが抱いている満たされない心

自分の稼いだ金でやりくりする事
自分の役を演じる事に徹してみても
誰もが 満たされない心を抱き続けている

誰もがみんな安らげる場所を求めている
誰もがみんな明るい家庭を持ちたがっている
誰も言葉にしなくても同じ想いでいるはず
独りぼっちが好きな奴なんていないさ

誰もが持ち続けている貪欲さ
誰もが抱いている満たされない心

誰からも祝福される愛を得たら 本当の自分になれるはずだ
誰もが 満たされない心を抱き続けているけど

youtubeオリジナル音源 ↓

http://www.youtube.com/watch?v=5lYpokhq_-w



コメント

  • ウワ━(。・ω・)ァァ━・゚・ 今日のblog 雨に濡れていつもにも増してキラキラ輝いてる。街の情景の描写をモチーフにした文すばらしいです。 -- yu 2014-06-20 (金) 00:47:46
  • 今夜はやけにゆったりとした和める文面です。
    街では先週の週末デモもありましたよ。参加しました。安倍をぶっ壊すために、何か国民としておこなわないとね。
    安倍あたりのバカさかげんが我々大馬鹿国民にはちょうどいいてことなのか
    あと20年で国民がどん底にあえいで、はっきりと売国奴、詐欺師議員、税金泥棒ナドの正体がわからなきゃ何も理解できないだろう。 -- ムシャノコウジ 2014-06-20 (金) 01:02:30
  • ブルース・スプリングステーンやっとここにも登場ですね。好きじゃないのかと思ったて。久々に聞いたが胸高鳴るね~明日への希望を感じる詩だ! -- ホットチョコレート 2014-06-20 (金) 01:05:28
  • 4月の消費税率引き上げで落ち込んだ日本の景気は、今後どうなるか。政府、日銀、御用学者らは、増税による落ち込みは駆け込み需要の反動に過ぎないと口を揃え、「夏から景気は急激に回復軌道に乗る」と声高に叫んでいます。そんなわけないっしょ。
    電気代も6月から上がる。ガソリンだってもう1段階今より上がる。一般庶民の生活は苦しくなるだけだ。

    -- マカダミアンシュリンプ 2014-06-20 (金) 01:14:08
  • いいね~たまにはこういう気を抜いた地のblogも!!感性が迸っている。雨の日の街の情景の一コマが輝いて見える! -- トロイメロイ 2014-06-20 (金) 01:24:56
  • GOOD Job! -- duke 2014-06-20 (金) 16:05:40
  • 安倍晋三首相は、集団的自衛権の必要性を説明する際、自衛隊の活動範囲を地理的に縛らないとの考え方から、中東ペルシャ湾のホルムズ海峡など海上交通路(シーレーン)での機雷除去を例に挙げてきた。ただ、集団的自衛権を使って機雷除去にあたる途中で、国連安全保障理事会の決議で事態が「集団安全保障」に変わると、憲法9条を踏まえて自衛隊は活動を中止しなくてはならない可能性があり、政府・自民は支障が出るとみている。また最初から国連決議で多国籍軍が結成された場合、機雷除去などにまったく参加できなくなるとの懸念もある。
    -- 応仁のLAN 2014-06-21 (土) 00:57:36
  • いい詩です。 -- ももこ 2014-06-21 (土) 01:03:17
  • 見事な情景の模写である。この人はほんとに情感溢れる文を創作できる天性のセンスがある。

    話は変わるがこの人も再三指摘しているように私も日本は中露印独と組むべきだと思っているが、この安倍政権はTPP参加に積極的である、一応関税問題でアメリカに異論を唱え交渉が停止しているかのように伝えているが、全くの嘘っぱちだ。
    日米自動車問題・簡保のガン保険問題・自由診療の拡大・農協の解体・労働成果主義の導入等々、既にTPPを導入し進めている。

    安倍政権は、自民党と創価学会党はアメリカに追随し日本の富をアメリカに売り渡す売国奴です。 -- 縄文原人 2014-06-21 (土) 15:44:20
  • 懐かしい!ハングリー・ハートか!ホントいつ聞いても胸高鳴るイントロだね。やはり売れる歌はどんな時代に聞いても素晴らしさというものが伝わってくるものだ! -- しょじょ寺 2014-06-21 (土) 15:50:25
  • 中期スプリングスティーンの集大成と言えるアルバム”リバー”からのカッティング。この後、”BORN IN THE USA”でキャリアのピークを迎えるのだが。俺たちの好きなアメ車や街の風景、そこで生きる若者たちの生態をリアルに歌うボスの世界はこのアルバムが最後である。大ヒットした「ハングリーハート」

    汗と車のオイルの焼けた匂い。真夜中の街を突っ走る姿をボスに求め続けていた俺たちに...変化を求める奴と求めない奴がいて、俺は変われなかった。みなさんはどうでしたか? このアルバムは「THE RIVER」はそんな変われなかった俺たちの「青春の挽歌」である。  -- main man 2014-06-21 (土) 18:32:52
  • 久々のyasushiさんの情感溢れる素晴らしい感性のblogですね。やはりこの感覚のこの方がすきですね~!最高です!

    雨が好きになりそう! -- れいん 2014-06-21 (土) 22:59:16
  • いい感性だな~ハングリー・ハートもいい選曲だ!
    ”誰からも祝福される愛を得たら 本当の自分になれるはずだ
    誰もが 満たされない心を抱き続けているけど” ここのフレーズの訳は素晴らしいね~まさに人生その通りだから、共感しまくりだ!!



    日本が集団的自衛権の行使を容認すれば、米国の戦争に引きずられる可能性が高い。ピースデポの湯浅一郎代表は「自衛隊員が、米国の戦争で侵攻した相手国の人びとを殺すことが現実になる」と案じる。

    -- 南極の氷 2014-06-21 (土) 23:08:46
  • いいね〜久々にyasushiさんの心の琴線に触れる素晴らしいblogです。こんなの書かれたら正直惚れちゃうわ。
    いつまでも変わらない普遍的な人の心を動かす何かを感じますね。
    blogにも詩にも訳詩にも!!  -- れい 2014-06-22 (日) 01:49:26
  • おお!!ボスの代表曲の登場や!いつ聞いてもええね〜〜
    yasushiはんも繊細な感性相変わらずやな!いや関心関心!こんだけ模写できて言葉に変換できるのはもう天性の才能や!すばらしい! -- こうたろう 2014-07-05 (土) 01:19:51

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